たまおのブログ

たまおです。

雨の歌

今週のお題「雨の日の楽しみ方」

私の住む関東地方も本日から梅雨入りとのことで、タイムリーなお題が来ました。

 

雨の日に出かけるのは、やっぱりそれほど好きではないです。靴や服は濡れるし、何より湿気が高すぎるのはあまり心地良くはないし。でもあえて雨の日で好きなことって無いかと考えてみたのですが、あるとすれば「音」かなと思いました。

 

私は会社勤めではないので、取材や打ち合わせがない日の多くは自宅で作業をしています。家にいるときは「ここからここまでが働く時間」と区切ることはなかなか難しいので、ここ最近は「明らかに仕事をしていない時間」以外はテレビをつけることがほぼなくなりました。比較的軽めの作業のときは音楽をかけることもありますが、音が無いほうが頭がよく働くタイプのようで、家にいる間は室内が無音の時間も長かったりします。

 

と言っても外を走る車の音や、道行く人の声は聞こえてきます。これが雨の日になると、窓の外を見なくても聞こえてくる音ががらっと変わるところが好きなのです(ようやくお題にたどり着いた……)。

 

走る車のタイヤが上げる水しぶき。

屋根に落ちる雨粒。

遠くからかすかに聞こえるどこかの学校のチャイム。

 

音というのは気温が高いほど速く、かつ気温の低い方へ伝わる性質があるそうです。よって、地表が暖かく上空との温度差のある晴れの日は音が上空へと逃げやすく、雨の日は地表が冷えて上空との温度差が小さくなり、音が遠くへ伝わりやすくなるのだそう。雨の日だけでなく、夜間や冬場に遠くの音が聞こえやすくなるのもこの現象らしいです。

 

タイトルは、私個人もめちゃくちゃ好きな曲、ブラームスのヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」から。「雨の歌」という通称は、自身による歌曲「雨の歌」と「余韻」の主題が使われているからだそうです。この曲にはほかにもロマンチックかつ感動的なエピソードが満載なので、機会があればまたちゃんと書きたいと思います。

 

雨の日は注意力や記憶力がアップするという調査結果もあるそうなので、せっかくだしいい感じに過ごせるといいなと思います。出かけないといけない日は……どこかのカエルちゃんが喜んでると思いこむ(結局それ🐸)