たまおのブログ

たまおです。

おれは、今夜、舟を出す

 ありがとう平成、おめでとうそしてよろしく令和。何だか本当に新年っぽさが半端ないですね。

 

 ところでいま私の親友が南の島に旅行に行っているんですが、道を歩いていたら、島の老人男性に声をかけられたらしいんです。で、言われたのがタイトルのセリフ。原文ママです。

 話としては、そのおじいさんの友人がちょうど島にやってくるところで、これから星空を見るため海に舟を出すのだと。それはとても美しいものなので、時間があるなら見たらいい、あんたも乗せてやると。

 

 友人は、冷静に考えて知らない人の舟にはさすがに乗れないな……ということで断ったらしいんですが、なかなか破壊力のあるセリフだなと思いました。なんだかやけにドラマチックに感じたので、こうして私のブログにメモされているというわけです。

 

 人生はよく映画や舞台や航海などに例えられますが、その場合、監督も主演も、舵取りもすべて自分自身と言えます。そして、共演者には誰を選ぶか、その舟には誰を乗せるかというのもまた、自分が決めることができます。島のおじいさん同様、乗ってほしくても相手のタイミングが合わなかったりすることもあるとは思いますが。

 

 どんな人たちと、どんな結末やゴールを目指して進んでいくのか。願わくは、その道行きが楽しいものでありますように。終盤に差し掛かったとき、いろいろあったけど幸せだったなと思えるようなものにしたいなと、この新しい時代の始まりに思ったりしました。